ねえ こんな晴れた昼下がり 風が運んだシャボンのなかには
「よろこび」や「たのしみ」「ハッピー」たちが 粒になって入っていると聞く
かなしむ人 涙する人 自分を嫌いになりそうな人の
鼻先ではじけて「心配ないからね」って言葉をかけて頭をなでていく

例えば君のことを想ってくれる誰かの心 あるいは君がこぼした重い涙を見た
木々や鳥や虫やお日様の願いが風になって届いたみたいだ
「笑うのを怖れないで」

さあ笑って 君がいま見ている悲しみは すべての一部なんだ 気付いて
さあ笑って 世界はまるで 僕らの想いが重なって出来ていくみたいで嬉しくて

ああこの夜にも終りがくる 当然の事実が今日はいつになく
まるで恋人と別れるみたく 胸が苦しく締め付けられる気分さ

身体で感じる悦びには もう嘘をつけないよ
振り回された悩みでさえも 今日は僕と一緒に踊ろう

毎日のなかで肌に張りつけてきた
自分のなかの自分じゃない部分ってあるでしょ?
理性 世間体 自意識 嘘もろもろ まとってきたヨロイを
ひとつずつ脱いでいけば 深く呼吸ができるから 
置いていきな しがらみ かなしみ 涙は 「さよなら」しな さあほら

ビートとお友だちになるには何がだいじ? 身体フラット・ラフにまずし
よく景色見聞きし心開けばほら 僕らが並べた言の葉 音霊
絡まった心をほどいていくから 固まった体をほぐしていくから
「笑うのを怖れないで」

さあ笑って 君がいま見ている悲しみは すべての一部なんだ 気付いて
さあ笑って 世界はまるで 僕らの想いが重なって出来ていくみたいで 嬉しくて