あまりにも毎日がただゝ 積み重なっていくものだから
一日いちにち区切りのリアルは暦の上でしか確認できなくて
想像を超えない今日を繰り返すなかで
退屈を安心と呼び変えて ごまかして やり過ごしてみたりして
「このままというのもまたいいんじゃないか」と思ってしまう時があるよ
だけどそれじゃあ 僕を囲むすべてのものが 奇跡に満ちみちていることや
小さなハッピー 人と人との出会い 触れ合いのひとつひとつに気付き
よろこび ドキドキすることが できなくなってしまいそうでしょ
そんな時には ひとりでふさぎこんだりはしないで
話してもいいかい?聞いて欲しい話しがいくつもあるよ
「こんなものなのかも」なんて思ったりしたくないから
ああ わかってもらえるだろうか
子どもの頃にはわかっていた 削れていくうちに忘れていた
覚えていくものに埋もれていた 心のなかのナカの中
何気なく過ぎていく日々の 時々にフィードバックする
雨の日でも冬の朝でも ドキドキできていたんだ
どれだけ何かを身につけて 無理して笑えるようになってみても
『子どもの頃も今もずっと変わってないもの』
「苦しい」「悲しい」「痛い」は大嫌いで「うれしい」「たのしい」「おいしい」が好き
一人でいたら 話さずにいたら わからなくなってしまいそうでしょ
そんな時にはひとりでふさぎこんだりはしないで
話してほしいよ 君のことをもっと知りたいよ
「こんなものなのかも」なんて思っては欲しくないから
ああ わかってもらえるだろうか
君はどんな性格で なにが苦手で なにが好きなの?
どんな時間をたいせつにしているの? どんな自分でいたいと思うの?
言葉にならないほど うれしいことや たのしかったことを
眠れないほど かなしかったこと 声をあげて泣いたこと
どんなささいな物語でさえ 話して聞かせてよ
君を今の君にしてくれた すべてがうれしいから